毎週日曜日の午後、小学生を対象に無償の野球教室を開いている高校の野球部員たちがいる。気軽にボールに触れてもらうのが目的だ。小中学生との交流イベントを開く高校野球部はあるが、継続的な取り組みは全国でも珍しい。
福井県立鯖江高校野球部(マネジャー含め41人)が開く「SABA CHIL(サバチル)」。2年生を中心に15人が自主的な「探究活動」として6月に始めた。
児童向けの練習メニューの考案から技術指導、地域への広報、保護者への連絡など、全員で一つずつ役割を分担し、企画・運営している。
背景には野球の競技人口減少…